「別になんだっていいだろ」
彼はそう言うと私を強く抱きしめた。
それを聞いた周りの奴らは、驚いていた
。
「祐斗が女に興味持つなんて…」
そう言ったのは私の隣にいた男だった。
男と言うより女みたいな子。身長は私
とあまり変わらないくらい。目がくり
くりしててとても可愛い。
「なービックリ!どうしたんだよ祐斗」
「変なもん食ったか?」
なんて周りの奴らはふざけた事を言っ
ていた。
「ふーん。まぁいいけど。」
私に近づいてきた男はそう言った。
「なぁそいつどうすんだ?」
赤髪の男がそう言った 。
耳には数えられないほどのピアスがつ
いている。
なんかやんちゃ坊主みたい…。
そう思っていると私に近づいてきた男
と私を抱きしめている男が口を合わせて言った。