うーん私っていい奴。と自画自賛しながら歩いていると
ごみ捨て場に到着。

ごみを捨てようとしたその時 向こうから女の子の声がする。

何だろう?と野次馬根性 全開で近づいてみると…

『…君好きです。付き合って下さい。』

うわ、告白現場じゃん。初めて見た。すごいまるで少女漫画だよコレ。

『ごめんね。君とは付き合えない。』

って、え?振っちゃうの? せっかく可愛い女の子なのに…

そんな勿体無い事をする男子の顔を見ようともっと近づくと、
振られた女の子が走って行ってしまった。

あぁー。悪いとこ見たな。ごめんなさい名もしれぬ可愛い女の子よ
と一人で懺悔していると、

『ったく、俺がお前と付き合う訳ないじゃん…』
との声が。
性格悪っ。と驚いた瞬間 持っていたごみが ガサガサと鳴った。

あ、やば

『そこに居るのは誰かな?』

バレてしまった。
最悪だ、どうしよう…

『来なければ、こっちから行くけど?』

仕方ないかぁ…覚悟を決めて出て行くと

「す、すいません。ワザとじゃないんで…す」
心臓が止まるかと思った。
なんと、そこに居たのは…