気がつくと、


シーツは めちゃくちゃだし、

服は いろんな所に飛んでるし・・・



想像して、思い返しただけで

赤面してしまうほどの光景だ。



それでも、寝てる私には 毛布がかけられ
その隣には
優しく包み込んでくれてる腕と
静かに寝息をたてる輝樹の姿。



微かな明かりで

輝樹の寝顔が映し出されていて

愛しくて

思わず 頬に手を差し伸べた。



「ん?眠れねぇのか?」


「あ・・・ご、ごめん。」


「いや?体、大丈夫か?」


「うん、全然・・・」


「そうか・・・
必死で 優しくしてやろうって頑張ったんだけど
やっぱ・・・・
んな余裕なくて・・・
無理させちまったな・・・」


「そんな事ないよ。
全然 平気だよ?」



「あー・・・情けねぇなぁ・・」


そう言いながら
自分の顔を覆い隠した。