(ここは……?)
そこで私は倒れてしまったことを思い出した。
(そうだ…私倒れて……)
それにしてもここは何処だろうと思っていると、
「起きましたか?」
という声が。
反射的に私は
「はい」
と返事をしてしまった。
そうすると、声の主が部屋に入ってきた。
その入ってきた人をじっと見ていると、
「えっと、私の顔に何か付いていますか?」
はっ!
全く知らない人だったからガン見してしまった。
「あっ、いえ、すみません。それで……その、ここはいったい……?」
正直言ってこんな所は来たことがない。
軽くパニック状態になってあわあわとしていると、さっき入ってきた人が最初の問いに答えてくれた。
「ここはアルメリアの中に唯一ある学園、シャイナス魔法学園の理事長宅です。何故こんな所に?、と思っているかもしれませんが、そのことは理事長自ら説明なさるそうです。取り敢えず朝食をお持ちしましたのでどうぞ。それから着替えは其処にあるクローゼットの中から好きなものを。では、失礼します。」
そうマシンガントークで言って、その男の人は立ち去っていった。
本当にあっという間だった。
その後朝食が机の上に置いてある事に気づき、この空腹感を満たすために朝食を食べることにした。
余談だが、クローゼットに入っていた服はどれもピッタシで、軽く戦慄したのは記憶に新しい。