「「キャァァァァァァァァァァァァ!!」」


「「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!」」


どちらが女子か男子かは説明しなくても分かるだろう。


因みにこれは二人が入ったときの反応だ。


「「キタァァァァァァァァァァァァァァ!!」」


「獣人が何でSクラスに何でいるのよ!」


「穢らわしいったらないわ。」


こちらも説明は要らないだろう。正直女子の発言には苛立ちを隠せなかった。


「では、自己紹介お願いします。」


「月代白兎です。学校は初めてなので、よろしくお願いします!」


「可愛いー!!」」


「癒されるー!」


「…………月代黒兎だ。」

「格好いい!!」


「黒兎×白兎ね!!あ、でも白兎が攻めでも……ふふふふ腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐!!」


「次は私か、月代華紅夜です。九尾狐の獣人です。よろしく。」


ザワザワ


予想通りクラス中がざわめきだした。


「九尾狐の獣人ってずっと前に絶滅したんじゃなかったけ?」


「嘘言ってんじゃないよ!!」


「静かに!!質問がある人は手を挙げて下さい。」


そう言ってセシルはその場を鎮めた。