「よし。決定ね。で、制服は?」


「あ、制服ね。三人とも特待生だから制服にこのピン付けてね。」


そう言って制服を渡された後、校章と思しきエンブレムの入ったピンを渡された。


「りょーかいでーす。」


「はーい。」


「分かった。」


「んじゃ、シエル。案内よろしく。」


「………あ、終わったんですか?じゃあ部屋案内しますね。えっと、白兎くんと黒兎くんに自己紹介してなかったよね?セシル・レグナムです。」

「セシルよろしくねー!」


「よろしく。」


「じゃあ俺も。リクシル・ディスコートだ。シャイナス魔法学園の理事長をしている。」


「本当に理事長だったんだー。あだ名かと思ったよー。よろしくねー理事長!」


「よろしく。」


「じゃ、セシル案内よろしくー!」


「えぇ。分かりました。」


「あ、そうだ。二人とも兎に戻って。」


「いいよー。」


「あぁ。」


「戻ったよー。で、どうしたの?」


「えっと、二人とももふもふしてるから一緒に寝たいなぁと思って。………駄目?」


「いいよー。僕もリリアと一緒に寝たいもん!ね、兄ちゃん!!」


「別に俺は………。あ、あぁ一緒に寝たいよ。」

黒兎が言い渋っていると、白兎がリリアには見えない絶妙な角度で真っ黒な笑顔を浮かべていた。