「……………………………………何これ。」


「キュッ?」


私達が驚いていると、うさぎもどきが動き出し喋った。


「リリア、生き物創っちゃ駄目でしょ…………。」


「違う!!断じて私の所為ではない!!これは不可抗力だ!!」


「キュッ!」


そううさぎもどきが鳴くと、ぴょんっと飛んで私の頭の上に乗った。


因みにぴょんっと飛んだというのは漢字を間違えたわけではなく、生えていた羽根で飛んだから間違いでは無いのだ。


ここでうさぎもどきの特徴を説明しておくと、真っ白で長い耳、ここまで聞くとただのうさぎだ。しかし次の丸い体、背中に羽根が生えているをプラスすると、唯のうさぎからうさぎもどきになる。