「…。」
完全に敗北のオーラをまとった伊藤くん。
そんな伊藤くんは、私につかみかかった。
「力は俺の方が強いんだ。もう一回ヤってやる。」
うふふ。
馬鹿な奴。
なーんて思いながら、背負い投げ。
受け身をとらなかったらしい伊藤くんは、雰囲気的に背骨を折ったみたい。
「別に、学園を辞めろだなんて私は言わない。
私のこの裏の顔を墓場まで持って行ってくれたらそれでいい。
ただ、盗撮っていう罪をキミは犯した。
それから、強姦しようとした。
どうするかは、キミに任せる。
キミと、キミの家のためだと思うようにすればいい。」