「今のは、どちらの「斉藤グループの跡取りだそうです。」 そういうと、お母様は満足げに微笑んで私の手を取り家へ連れて行った。 「やはり、結良はいい子ね。そのまま、斉藤グループと関係を持ちなさい。」 最近出てきたといえどかなり大きな勢力を持っている斉藤グループの次期会長と結婚すれば、藤原家はしばらく安泰。 「もちろんです。お母様。」 お母様にゆっくりと微笑んだ。