__咲良side


「結ー良ちゃーーーーーーん!!」
「あ、斉藤くんおはよう。」

「朝からうっせえ。黙れ。そして抱きつくな。」



小さな声で俺だけに囁く結良ちゃん。

んー、いいなあ!
なんか俺しか知らない結良ちゃん的な?


「おっはっよーん。」
思わず、笑みがこぼれる。

「そういえば、今日、化学の提出だね。(やった?わけないじゃんね、バカだから。)」

「忘れてた。」


「大丈夫?どうするの?(バカでしょ、まじバカでしょ。)

木村先生、こわいのに。
(せいぜいじっくり怒られろ。私、笑って見ててあげるから。)」