「文化祭、明後日だな」


いつものように教室に向かいながら、大谷が言った。


「そーだね」

「やっと実行委員から開放される~」


そう言って、大谷は伸びをする。


「あんた仕事してないじゃん」

「お前もじゃん」

「そーだね」



また、2人で笑った。