白龍が‥‥俺に似合ってる?


仲間の一人が、笑って特服の背中に刺繍された真っ白な龍を指さした。


「そか‥‥ありがとな」


柄にもなく、泣きそうだ


「お前ら、いきなり呼んで悪かったな!」


仲間たちよりも少し高い場所から話す。


「実は今日話さなきゃならねぇことがあって呼んだ」


「話さなきゃならねぇこと?その傷に関することですか?」


一番近くにいた奴が、傷を見ながら話しかけてくる。


「あぁ、そうだな。関係大アリだな。来い、ハル」


隣にハルを呼んだ。


少し困ったような顔でゆっくり俺の隣に立つ。