少し照れくさそうなナオに自然と笑みがこぼれる。


「あの、白龍も妹の前では形無しだな」


カナタが冷やかすように笑った。


「うるせぇよ」


よかった、少しだけ仲良くなれたみたい


「マナ、俺が帰るまで絶対にドアは開けんなよ。それから電話が鳴っても」


「出ないよ!もう、子供じゃないんだからねっ」


心配してくれるのは嬉しいけど、もう高校生だよ?


「そんなに、心配なら俺らのとこで預かっとこうか?送るついでに」


「ふざけんな。大事な妹渡せられるか」


「でも、だれかが送んねーとダメだろ」


あ、そっかこれからナオとハルは2人で行っちゃうしあたし1人になっちゃうのか