な、なに‥‥!?


いやいや、と首を振って逃れようとしたけど無意味。


冷たい手に更に冷たい手が重ねられた。


「‥‥っ!」


いやっ、怖いっ‥‥


「暴れんなって、もう‥‥すぐだから、な‥‥」


荒くなる息、少しずつ強められていく首を掴む手。


ハル、ナオっ‥‥


「たす‥‥‥けて‥‥‥っ」


搾り出した声に、答えたのは聞き覚えのある少し幼さを含んだ声。



「俺の、指示もなしにナニしてんの」