「廉が高校入ってから少しずつ2人の間に溝が出来ていたのはわかってたの、でも本格的に冷たくなったのは後夜祭の日…………」


ドクンー
後夜祭………………
抱き締めた日…………。
その日から廉は変わっちゃった
んだ。
完璧自分のせいだったんだ。

少し罪悪感はあったけど、
今は自分の彼氏だから関係ないか。


「ねぇ、結乃ちゃん…何か知らない?」



「後夜祭…………結乃違う人と居たから、廉君の事見てないなぁ」


苦し紛れについた嘘はユミには
通じたみたいだった。


「祭りの時だって…急に消えるし………だから今日廉に会ってきたんだ」



え?廉に…
ユミと会ったの…?