眠気が覚めるといつもの廉に
戻る。

本当別人みたい。

「結乃、俺そろそろ帰るな…また遊びにくる」


「うん、また来てね、じゃあ…明日新学期の学校で会おうね!」


玄関まで廉を見送る…………
寂しいけど、仕方ない。

「じゃあな」

チュー

軽く唇に触れるくらいのキスをしてバイバイをした。



翌日ー………………
1人でいる部屋は寂しかった。
彼氏が出来たことで平気だった
1人も、今じゃ寂しいばかりだ。

アイロンをかけてシワ一つない
シャツに袖を通す。


スカートも二回だけ折って
鏡チェックをして家を出る。