しばらくして部屋から廉が
眠たそうにリビングにやって来た。いつもは綺麗にセットしてある髪の毛も寝癖がついたまんま。

付き合わないと絶対に見れない
光景も新鮮すぎて、何か照れちゃう。


「結乃ちゃん………」

寝起きのため甘えん坊になる。
ぎゅうと抱き締められたまんま
ソファーに座らせる。

今の彼は学校の時………倉庫
のときとは全然違う。

どれが本当の正体なんだか。


「廉くーん、付き合ったらいつもこうなの~?」

寝癖のついた髪を手クシで
整える。
膝枕で気持ちよくくつろいでた
廉は

「うーん…結乃ちゃんだけに見せた」


と、ニコニコと笑っていた。
廉君がツンデレ彼氏だとわかった日でもあった。