2人で迎えた初めての朝は
いつもとかわらず蒸し暑い。
リビングにはママからの
置き手紙とご飯が二つ置いてあった。
廉は中々起きる気配もなく、
結乃はママに頼まれた洗濯物を
ベランダに一枚一枚丁寧に干す。
久しぶりに早起きしたけど…
退屈すぎる。
ベランダから見える街は昼間より明らかに静かだった。
「あっつい…」
朝早くから扇風機をガンガン
回して、テレビをつける。
いつもする事だ。
けど、結乃は1人じゃない。
同じ空間に大好きな廉がいる。
2人しかいない家は同棲しているみたいで気分が良くなる。
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