再びインターホンが鳴り
こんどは家の玄関を開ける。

「よぉ…!」


「久しぶり?……どうぞ」


「おじゃまします…」

靴を脱いで、リビングに連れてく。

「髪濡れてるね、タオルいる?」


「わりぃな…一枚貸して、てゆうかチビの家までエレベーター長い…」


お風呂場からタオルを持って
きて渡す。


「18階はキツイよね、マミりん家も同じ階だよ」


へぇーといいながらタオルで
頭をゴシゴシする廉は子供みたいで可愛かった。