昼前ー
結乃の家にマミりんと虹ヶ丘
から原付で家まで来た菜緒。

菜緒のトレードマークと言ってもいいショートの髪がエクステでロングになっていたことに新鮮さを感じた。



結乃の家でご飯を食べ終わり
話題は恋愛について…


「マミりん最近、二条君と一緒じゃない?」


「そうだね、マミよく遊んだりしてるんだ~♪♪♪」

「結乃は?」


「結乃は~メールくらいかな~」


アドレスを交換してから
少しだけどメールをしたりしていた。

結乃の事をいつもチビと
呼んでくるのにメールでは
ちゃんと結乃って名前が入って
いるから嬉しい。



「菜緒、虹ヶ丘ならユミって子知ってんじゃないの?」

マミりんが雑誌をペラペラ
捲りながら菜緒に聞く。


「知ってるも何も………評判悪いよね、ユミは」



「そうなんだ…」
最初はいい人だと思ってたんだけどな…


「一条君…ここ最近別れ話してるみたいだよ!4年も付き合ってたから、ユミも中々別れてくれないって聞いたけど…」


菜緒は不思議なくらい色々な
情報を持っていて何か怖い。

「別れる!?やった!結乃にチャンス到来じゃん!!!!」



「う…うん」
ユミと別れてくれたら、これから今以上に近くにいれる。

そう思うと何だか嬉しくなってきたんだけど……………。



「結乃…浮かれるのもいいけど…ユミの目の敵にされないようにね、結乃以上に勘の鋭い女だし…探りとか平気でするよ?」


菜緒の言葉で嬉しくなった
気持ちも一気にダウンした。

それでも、菜緒とマミりんと
遊んだおかげで色々知れたし
そこは菜緒に感謝してる。