気づけば夏休みも中盤に
入って余計暑くなっていた。
生活リズムが逆転して、昼間
に起きるようになった結乃。
けど、今日は珍しく朝に起きて
ママが仕事に行くまで他愛ない
話をしたりして、のんびりしていた。
「今頃何してるかなぁ…」
♪~♪~♪~♪
朝の9時ー
結乃の友達は全員こんな
朝から連絡してこないだろう
なのに電話が鳴り響く。
ソファーの上に投げた携帯を
持ち上げる。
電話の相手は菜緒だった。
「もしもーし」
「あ!結乃~今日暇なんだぁ~遊ぼうよ~」
菜緒から遊びのお誘い。
1年の時は毎日と言っていいくらいマミりんと3人で遊んでいたのに、最近は全然遊んでなかったからマミりんも叩き起こして3人で遊ぶことになった。