しばらくコンビニに滞在して
いた2人。

このまま家には帰りたくなかった。もっと2人の時間が欲しかったんだ…。


「今日はごめんな…」


「何?何が………」


「なんか怒鳴ったりして、俺…チビの彼氏でもないのにな」

鼻で笑う廉の光景はもう何度も
見てきた。


「ううん…ありがとう…」


結乃はまた腰に手を回ししがみついた。


「…………………」

無言の廉。
何を考えているの?
ねぇ、抵抗してよ…そしたら
結乃だってこんなことしないのに。