「ヘルメット、ちゃんと被れよ」

さっき事は何もなかったように
普通に接してくれた事が嬉しかった。

バイクの後ろにまたがり
廉の腰にしがみつく。

蘭君が発進していく後ろで
廉もゆっくりだが進んでいく。


徐々にスピードが上がっていく…風が顔に当たってちょっぴり
痛かったりするけど…そんなのは気にしない。


蘭君もスピード出したがり
みたいで、さっきまでいた2人
の姿が見当たらない。


廉は結乃の家の近くに
あるコンビニへと入って
行った。

駐車して、バイクにまたがった
まんま…誰かに電話していた。


「…蘭、………わかった」


電話の相手は蘭君で
マミりんとドライブして帰る
と言うことだった。