ゴールした後、結乃は
一条君に何て書いてあったのか
聞いてみた。
けど何も言ってくれず
ただ、悪かったな。
と、一言だけ言ってテントに
行ってしゃがみこんだ。
「結乃ー!!!!」
マミりんが走ってこっちに
やって来た。
「一条君男前だったね~!………結乃?」
「ま…マミりん…」
「顔、赤いよ!どうした?」
結乃はマミりんに抱きついた。
マミりんは優しく背中をポンポンと撫でながら、結乃をなだめて
くれた。
「ちょー、ドキドキしたんだ…」
「そうだよね、みんな羨ましく思っていたよ?一条君、不良の割にはモテるし」
「嬉しかったんだ…何かトクベツな感じがしてさ…」
「恋しちゃったんだね、頑張って?好きって自覚したみたいだし、マミは応援するからね!!」
神谷結乃ー
一条廉君に恋しちゃいました。