わくわく感たっぷりで
迎えた体育祭。
女子のリレーも男子のリレー
も順調に勝ち進んでいた。
結乃は準備で忙しくて
見れなくて残念だったけど
決勝戦が午後からあるみたい
だからそっちに賭けて見よう
かなって。
「チビ、まだ準備してんのかよ」
「うるさーい、誰もしてくんないし~………」
すると一条君は近くの男子を
捕まえ、「交代」と無理矢理
準備を任して、結乃を連れて
みんなの場所に連れて行く。
「ミナ~次、男子借り物競争だね~!!!」
「そうだね、リョウを見なくちゃ☆」
二年生のいるテントの一番前を
陣とって結乃たちは男子の活躍に期待する。
近くにマミりんもいて、
結乃はマミりんと美羽とミナ
の4人で見ることになった。
「結乃、一条君…一際目立つね!」
マミりんのニヤニヤした顔
「そーだね~」
と、軽く流して、結乃は
借り物競争に夢中になる。