あっくんと仲良くなってからは
家が同じ方向だと言うことで
一緒に帰ったりする事が多くなって、結乃は楽しく過ごせていた。


「なぁ、結乃は、一条の事が好き?」



「えっ?」


急に言われて声が裏返る。

だって、こんな事聞かれるなんて思わなかったし………


「嫌…気づいてないかも知れんけど結乃、ずっと…一条の事見てるよな~」


うそ…
結乃…一条君の事見ていた?
あり得ないよ。

絶対あり得ないって。