「サブ!」

他愛ない話で盛り上がって
いると、ドア越しで仲間という
人が、蘭君を呼んだ。



「なんだ?」
そのたびに目と話す口調が変わる蘭君。



「リーダーとユミさんが帰ってきました」



「っち…よし、結乃ちゃん、時間経ったし帰ろうか♪」


舌打ちをした蘭君にはさすがに
ビビった。下手すれば一条君より怖いんじゃないかな?



「そうだね、帰るよ」

とりあえずこの空間から出たくてたまらなかった結乃にはチャンスだった。


部屋から出て、また同じように
薄暗い道を通る。

みんなの居る場所に出ると
一条君とユミって人が2人仲良く手を繋いでみんなの前にいた…


そして目が合って…彼はとってもびっくりしている。