「じゃ、俺…こっちだから」
彼女の元へ行く一条君。
「ん~俺らどうするよ?」
「え?結乃…帰るよ?」
「えー、まだ時間あるし、そうだ!俺らの地元行こう!」
結乃が帰ろうとしたところに
二条君が引き止めて、家と反対
方向へと引っ張る。
「に…二条君!?」
「結乃ちゃん、友達だろ~?名字じゃなく、蘭でいいよ」
「あ…そうかな?じゃあ…蘭君…」
それでよし!と笑う蘭君は
可愛いと思う。
蘭君の地元につくまで、
友達の話をしてくれた。
虹ヶ丘までは、そんなに遠く
はなくて、聞いたことはある
けど…結乃が行くのは初めてだ。