結乃もマミりんも恋をしよう
と言う話から、理想の恋愛を
語り上げて、ゴールデンウィークはあっけなく終わった。
久しぶりの学校は体が重い。
そういや…もうすぐ体育祭
あるし、買い出し……………
頭の中に色んな事が駆け巡り
ヤケになる結乃。
「荒れてんな~」
頭をボサボサにして、
ため息をつく結乃に話かけたのは一条君。
「え?荒れてるように見える?」
「学校1のモテ女が荒れてる」
「モテてないよ、荒れてもないし…」
一条君は「ふーん…」と言った
後に鼻で笑った。
なんなのこの人は………。
放課後ー
結乃は担任の桜に呼び出しを
くらった。
「お前、買い出し行ったか?」
「行ってない…」
桜はため息をつき、コーヒー
を一口だけ飲む。
コーヒーの匂いが結乃には
きつくてたまらない。
「一条がサボるんだろ?」
「いやぁ…話しにくいですよね」
「話にくいか…じゃあ、二条を連れていけ」
ん?なんで二条君?
「お前、最近二条と仲良しだろ?決まりだ決まり、二条を誘え」
桜も強引なことに…二条君を
おすすめとしてくる。
確かに…一条君より、二条君のが話はしやすい。
あー…結乃、辛いんですけど。