試験当日ー。
マミりんと電車に乗って、
専門学校へ向かった。
周りには同じ学校を志望したであろう高校生がいっぱいいた。
みんなライバルなんだって思うと余計負けられない。
マミりんと会場の中に入る。
順番に名前を呼ばれ、面接部屋
に入っていく。
緊張して手汗がブワーッと
にじみ出る。
「結乃…どうだった?」
「む…無理」
面接も無事終わり後は合格
発表を待つだけだった。
合格発表まで2週間………。
短いようで結乃にはとても
長い間だった。何をしていても
合格してるかどうか…それが
頭から離れなくて病んだ日もあった。