受験のための願書を書いたり、
みんなが大学受験、就職試験
でピリピリしている。
結乃も面接練習をして
なんとか合格出来るように
必死になっていた。
「最近疲れてないか?」
「うーん…疲れてるかもぉ」
久しぶりに廉と遊ぶ。
家につくなり廉に抱きつく。
「廉の仕事って…危なくないの?」
結乃はよく廉の仕事の内容を
つかんではなかった。
「どうだろ、ま、大丈夫だろ」
「そっか…」
廉はもう就職先も決まって、
あとは卒業試験に向けて勉強
すればなんとかなるんだろうな。
ちょっぴり、廉が羨ましく思った。結乃の行く専門学校は有名な学校で毎年志願者が多いみたいだし…受かるか受からないか分からない。
だから、今もの凄く大事な時期
だと思う。あの時浮かれて遊びまくらなかったら良かった。
後悔してるけど…
終わった事だから仕方ないよねって、自分の心に言い聞かしていた。
マミりんも毎日毎日学校に
残っては面接練習をしてるみたいだし…結乃も頑張らなきゃ。