「……………」


また、無視する一条君。

「ユミはね、俺らと中学が同じで、こいつ、もう4年も付き合ってんだよ~」


4年!?!!!


「な…長い…」


「蘭…余計な事言うな…」


キーンコーンカーンコーン
あっという間に終わりを告げる
チャイムが鳴り、教室には
男子が制服を着替えに帰ってきた。


「また、話しようね♪結乃ちゃん」
二条君はまたニッコリと
笑って、教室から出ていった。