「今日でサヨナラか…沖縄」


三泊四日はあっという間に
過ぎ去り、今日で沖縄とは
お別れ。


帰りの飛行機は爆睡。
起きたときにはもう空港に
着いていた。


ママにお土産を渡して
散々、土産話をして眠りについた。




起きたときにはもう……………



「12時……………えっ!?」


完璧に寝すぎた。
顔はむくむし目も腫れるし…
こんな顔じゃ家から出れない。
仕方なく沖縄で買ったお菓子を
食べながら昼番組を見ていた。

携帯につけたキーホルダーが
廉とお揃いだと思うと嬉しくて
仕方ない。

海月なんて俺には合わねぇ

とかいいながらも買ってつけて
くれる廉。


最初の印象からだいぶ優しくなったな…。
思い出に浸っていると携帯が
鳴った。


相手は<マミりん>だ。


「今から家行くね!」

プチッ…プープー

用件だけ言ってすぐ切る
そして五秒もたたないうちに
ピンポーン


いつもマミりんのとる行動だ。
玄関に行かなくても勝手に入ってくる。


「沖縄の写真持ってきた」


机の上に並べられた写真は
どれも結乃と廉とマミりんと蘭君の写真だらけだった。


「結乃ね、廉と付き合うなんて思わなかった」

ポロっと出た本音はマミりんも
一緒だったみたい。

もしこの先、廉と別れることに
なって次新しい人見つけようって中々無理だと思う。


周りの大人はどう恋愛してる
んだろうか…。高校生の付き合いってやっぱりお子さまなのかな?
「このまま、皆一緒に居れたらいいよね」

マミりんの言葉に何故か寂しさを感じた。