マフラーがいる寒い季節が
やって来た。

毎日歩いて登校するには
マフラーと手袋は必需品だ。

今年初の雪もいつもより
はやく降って、みんなを和ます。

そんななか、二年生にとっての
一大イベントがやって来た。


そう、修学旅行。
三泊四日の長旅が結乃たちを
待っている。


ホテルの部屋割り、自由行動
のグループなど、決める事が
たくさんあるので皆テンション
MAXで、結乃もワクワクしていた。


ホテルの部屋割りを決めて
いた時だった、


「よーし、部屋はミナと美羽と結乃で決まりだね♪」

あっさりと部屋割りが決まった。廉たちの方を見ると何やら
退屈そうな顔。


「やっぱ、部屋に男だけってきちーよな」

あっくんは男だけの部屋に
納得していない。


「いやー、女子の部屋は楽園だな」
チャラ発言は蘭君。
マミりんに言うぞ!!


「俺もー、桜~俺、結乃と2人部屋にしてくれ」



ちょっと、何言ってんのよ~

「廉くん大胆だね~」

美羽にからかわれて恥ずかしくなる。

「お前はバカか!お前は何しでかすか分からん!わしの部屋で寝るか?」

桜の冗談に

「お前とだけは絶対に嫌だ」

と本気で嫌がっていた。