しばらくして玄関から音が
聞こえた。パパやっと
帰ってきたのかな?


「ただいま……………ん?廉、彼女か?」


「あ、初めまして………結乃です」
「初めまして」

ネクタイを緩めながら
ソファーにドカッと座るパパ
伊織ちゃんが帰ってきてる事
にびっくりしてるパパだけど、
まーくんにとてもデレデレだ。


パパもママみたいに若くて、
かっこいいパパだ。



「今日はどうだったか?仁」


「あぁ、いつもと変わらず大変」


「伊織」


「伊織は、お腹の赤ちゃんの検診行って来て、その後廉と合流した感じかな…」


「廉」


「俺は、見ての通り結乃と一緒で幸せだ」

「麗」


「ん~何もないな~……………」


廉のパパは毎日ご飯を食べるときに今日あった出来事をみんなに
聞くらしい。

他愛ないことだけど、2人暮らしの結乃にはとても羨ましいものだった。