エレベーターに乗って8階。
さすが都会なだけあって景色は
最高にキレイだった。

だんだんお姉さんの部屋が
迫ってくる。


唾をゴクリと飲み込み…
ドアの前に立った。


遠慮なくガチャガチャとドア
を開けてスラスラと中へ入って行く廉に慌てて着いていく。



「…連れて来たぞ」


小さな声でお邪魔しますと
一言だけ言ってお姉さんの居る
リビングへ向かう。

独り暮らしにしてはデカすぎる。一体どんな仕事をしてるの。
不思議すぎて部屋のあちらこちらをチロチロ見ていた。

そして、リビングに入ると
ソファーに1人………………
お姉さんが座ってテレビを見つめてた。