ベッドに倒された身体を
ゆっくり起こして抱き締めてくれる廉の胸の中はやっぱり居心地が良かった。
ユミにしたキスもハグも
全部結乃で忘れてほしい。
「キスして…あの子にしたキスよりいっぱい…」
「…………覚悟しろよ」
身体をゆっくり離して
廉の顔がゆっくり近づいてくる。
ユミじゃないよ。
廉の彼女は結乃だよ。
結乃だけを見て……………。
軽くキスをしてきた。
何度もキスを交わして……
「好き……………っ」
とろけちゃうくらい廉は
いっぱいキスをしてきた。
覚悟しろって言われたのに
あまりにもキスが激しくて
身体がフワーってなって力が
抜けちゃう。
「もう、終わりか?」
苦しそうにキスをする結乃を
見てキスをやめた。
こんなんじゃ、ユミに勝てないよ。ユミは4年もキスしてんだって
思うとキスがとまらなかった。