「………何かあったんだろ?」
久々に会ったイズミは相変わらず勘が鋭い。
「まあね…」
イズミに会った事で安心したのか涙腺が弱くなって泣いてしまった。
「っおいおい!何があったんだよ」
ちょっと休もう
イズミに言われて近くの公園に
行った。中学の時に溜まっていた公園だ。
ブランコに座って、少し肌寒い風にあたる。
夕日がキレイでついうっとりしちゃうくらい……………。
「恋してんの?」
イズミに話かけられてパッと我にかえる。
「………そうなんだ、誰にも話してないんだけど…イズミには言うね…」
後夜祭の出来事も彼氏が
出来たこと、元カノのこと
全部イズミに話した。
イズミは空を見ながら
うーんと悩んでいた。
「結乃も付き合う順番間違えてたのは悪いと思ってんだろ?…………元カノも悪いな、身体の関係は俺がされても嫌だわ…話ちゃんとしたらいんじゃない?無理にとは言わないけどな」