放課後~in 部室~


「さぁ、美愛!!じっくり聞いてね」

「か、覚悟しています…」



「私が聞いた話なんだけど、有太は千広と仲の良いテニス部の女子が好きで、千広は有太と仲の良い湧也が好きだった。だから、有太と千広は組んだの。でも、なかなかうまくいかなくて、有太の場合その女の子は元々男が嫌いだから有太のこと嫌ってたみたいだし、千広の場合美愛の存在があったからだって。
それで、組んでるうちにお互いが気になる存在になっていって、有太が千広に告白したんだって、そしたら泣きながら、
「私、湧也くんは諦める」
って言ったんだって
まぁ簡単に言えば、愛するより愛される方を選んだって事よ」