昨日莉子からの衝撃的な真実を聞いた。


でも、私は莉子に対する怒りの気持ちはない。



好きな人に好かれたくて…
ただ愛情表現を間違っただけ。



「莉子おはよ!」



莉子は少し驚いた顔をしたけど



「おはよ」



とぶっきらぼうに言ってくれた。


また友達になれるよね?



休み時間、廊下でいると拓哉が来た。



「やるよ」



「え?」



拓哉が差し出してきたのは、クレープの割引券。