「ん・・」

ここは・・

「起きたな。」

目を開けると、見知らぬ小さな倉庫だった。

「・・誰?」

さっきの不良じゃない。


「俺のこと忘れたのか・・・


『鬼花』」


私は固まった。

「なんでそのあだ名を・・・」


「お前にはさんざんいじめられたからな。

仕返ししないと気がすまねーんだよ!」


私は怖くて動けなくなった。

「おとなしーじゃん、昔と違ってな。」

シャツを引っ張られて、ボタンが音を立てて弾けた。

「痛っ!」