「早くしないと遅刻になるぞ。お前らぁ。」

『あいつらをまずはどうにかしろよ。』

「.......我慢しろ。」

 と、言って俺の頭をガシガシ触ってきたのは

 生活指導の 
    小野沢 一(ハジメ)

 通称イチ




          

  うるさい生活指導も終わり教室へ


「「おっはっよ!!!!!」」

 みんなが声を揃えて挨拶してくる。

 気持ち悪いなこいつら。

「そもそもさぁ。なんであんなにも出待ちがいるの???」

「そ、それは..........昔からの伝統らしいです.......」

「おぉ!!!!野津田くん!!!!!おはよぉ☆」

「い、いえいえ」



「うーっしー!!!!HR始めるぞぉ」

「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」

「反応いいなぁお前らぁ!!!」

「「なんでイチが!?」」

「あぁ。担任の山田先生が怪我で入院中なんだ。それの変わりだ。」

 別に担任が変わろうと俺には関係ない。

 俺はそこそこの会社入って静かに暮らせればそれでいい。