「ダメだ、全然ダメ」


なんだか不穏な空気になってきた


あたしたちはいったん
涼みに廊下へ出て
いろんなはなしをしていた


するとうっちー先輩が
廊下に出てきて


「Dance、なんなら戻る?
 たぶんこのままじゃ
 Danceに迷惑かかるからさ
 完璧にしてきてくれたのに
 あし引っ張るからさ」


優しくあたしたちにそう言った


さっきの先輩が
こんな表情をするなんて
思わなかったから
少し驚いた