夜中から運転をして配送業務をしていた私が、以前から話はあったのですが、外勤の営業課への移動という選択支でした。施設の知り合いの中に営業部長や営業がおりましたので、何度も相談をしました。

本格的に営業となると、なかなか大変だという話を聞いていましたので、不安が大きかったのですが、私の中に新なる挑戦という二文字もあったのです。

(どう思いますか、やってみたいという気はあるんですが。)


(確かに難しい事は沢山あるよ、常識や会社の顔になるんだからね、ただ今やらないと無理だね、年を取ってからではなかなか。)

(やってみれば、分からないことや、自分の知っている事は教えてあげるから)

みんなに後押しされて移動を選んだんです。

しかしこの時既に私の心の中で忘れてはいけないものを、忘れてしまっていた事を後に思い知らされるのでした。