食事の時間は、凄いとしか言いようがなかった。
授業中も家でも椅子はもちろん、座っている事など出来なかったのに、教室でご飯が来るのを待っているんですよ。ビックリで食べ始めても行儀よく全部食べては笑顔で満足そうにしているんです。
匂いなのか時間なのか先生や生徒の動きなのかわかりませんが、理解出来ているんですよね。
この施設に入れて本当に良かった。
変化や生活リズムを作るのは難しいですから。
彼自身も負担だという表情が施設や家でも少なく、私達も今日の参観で不安から安心へと変わり、私達は頑張るので一緒に手伝って下さいという先生への信頼関係が築けたのです。

そして参観が終わり、午後からは父親親睦会という名の懇親会がありました。名前の通り父親だけの参加で、先生方と総勢56人位でしたね。確かに母親は施設内では全員が何らかの委員に入らなければならなく、既にコミュニケーションが取れているので、施設側の意向で父親も子供達の成長に携わり、同じ障害を持ってしまった子供の親として、意見の交換をしたりを目的にしていたんです。