帰路での彼はさすがに疲れた様子で寝てしまい、車の中ではデート気分になりました。
淡く優しく照らし出される光が夜景を彩り、幻想的な空間を作り出していたんです。
助手席に座る妻と久しぶりに手を繋ぎました。
私はやはり妻と結婚をして良かったと妻となら苦しい事を乗り越えて行けると思いました。

この時間がという思いから、わざとゆっくり走り、家に向かっていましたね。
家に着いた私達は、幸せの余韻をおかずにビールを飲み、1日を終えたんです。
またこのビールが旨いのなんのって、一本でヘロヘロになって姉妹、そのまま熟睡でしたよ。

この時期は施設での行事が入っていて、予定がびっしりなんです。
父兄授業参観がありました。日常の施設での授業風景を一緒になって受け、彼のクラスは一番手のかかる大変な子供達でしたので、先生も半端じゃありません。

10人の子供に4人の先生がおりましたが、若い先生からベテランまでが、汗ながし、子供を追いかけては、抱きしめ、怒り、躾をしてくれていました。
やはり先生と子供の間で信頼関係が出来つつある生徒がかなりみうけられました。