今までの考え方が自分の中で偏見だったのでしょうか?

産まれ両親が障害者である事が珍しいと自負し友達の中にも居なく、周りから大変だねだとか優しい言葉をかけられ続けていたせいかも知れませんね。

また障害児と同じように障害施設で働き携わっている方が多いことにも驚きました。

介護の大変さを少しでもわかっていますからみな笑顔で子供に接し、親御さんの心のケアーもまたしている。

話を聞いたりアドバイスをしたりと。

しかし親御さんは自分達の息子や娘のことなので、やはり若い先生方には重く感じている事も度々のようでした。

既にこの施設でも預けっぱなしの状態は起こっていました。
どうにかしてくれるだろうといった思いで連れてくる親御さんも例外になくいて、先生方とのトラブルもありました。

大半は思い悩んでいる方が多く、まだ子供の状況を受け止められずにいる方が大半を占めているようで、表情も暗く声も悲しそうな小さな力ないものでした。
たぶん私達も同じように思われていたんでしょうね。

しかし彼の存在が私達を強くしてくれた

受け入れられずにいる私とは逆に妻は彼といる時間が長いせいか、行動や言動が変わり始めていることは、私にもわかりました。

休みも彼の通園に合わせ、私は毎回一緒にいくようにしたんです。
その時ある運命的な出会いをしました。

今でもいいお付き合いをさせて頂いていますが、心の支えと人生の先輩といいますか、今思えばこの人達との出会いがなければ、私はもっと早く潰れ、もしかしたら彼や家族に取り返しのつかない事をしてしまっていたかも知れないと。