私の生い立ちを少しお話ししましょう。視力障害をもった両親の男二人兄弟の長男として産んでもらいました。あまり覚えていませんが、幼い時期の家族旅行などの写真などをみると必ずと言っていいほど両親の手を握っていましたね。幼さ心の中で両親の目の変わりをしていた気持ちが残っています。弟とも必ずと言っていいほど一緒にいて後ろについてきていました。私達兄弟は友達の家庭や生活と何の変わりもなく、何不自由無いくらいに生活をさせてもらっていたことを知らずにいたんですよ。身体に障害をもっている人が人並みの生活を送ることの大変さは本人とその家族しか感じ取る事が出来ないんではないかと思います。