「ごめんごめん。よし、いこ!」
なぎさが最後に出たのに、私と愛華が鍵閉めをして、なぎさのあとに続いて歩く。

愛華がバイトじゃないときはだいたいこんな光景。

ーーー卒業したいけど、したくない。このままだったらいーのに。


そんなふうにおもう。


この仲良し三人組の進路はバラバラ
だからこそ、こんな時間を大切にする。

「りーかー!はーやーくー。」

いつのまにか私ひとりが置き去り状態?!なぎさと愛華の方に急ぎ足で向かう。

「梨花、ぼーっとしすぎ!もー置いてくよ!」
なんて言われちゃう!

そんなこんなで、毎日楽しい生活を送って、女子校の私には彼氏とか恋なんていらないの!!!