いつもなにげない会話ではじまって、終わりなんてどーでもよくて、そんな日々が私にとって大切な思い出になるんだと思うと、”今”を精一杯楽しもうと思える。

「あ、もう7時なってる!急いで帰らなきゃ。」

「ほんとだ!なぎさ、準備早くしてよね〜。梨花はもう行けるー?」

「いけるよー。」
私は授業のノートをカバンにいれながら
愛華に返事をした。

「愛華も梨花も準備が早いー!ちょっとまってよー。もう少しで終わるから〜。」
「「はぃはい。」」

私と愛華はまただよ〜。
なんて顔をしながら、教室のドアの前で
なぎさを待った。